アイドルマスターシンデレラガールズ U149のアニメ本編や楽曲について感想を書く

久しぶりのブログ更新。

久々に何か書こうかなという気持ちになったので怪文書を投稿。相変わらず整ってなくて読みにくいのはご容赦ください。

 

今回のトピックは2023年春に放送されたアニメアイドルマスターシンデレラガールズ U149」について。放映が終了してから二か月程度経過したところですが、今一度頭の中をまとめておこうかな?というところで布教と感想出力兼ねて色々述べていきます。

これまで色々なことに手を出してまあ熱中したりしなかったりという感じで生きてきておりますが、久々に心を動かされたものに出会ったなあと思ってます。いわゆるアニメ展開のあるサブカルコンテンツでここまでどっと心を動かされたのは冗談抜きでごちうさ以来かもしれないです。

 

本記事ではアニメの全体的な感想と個人的に気に入っている楽曲の感想の大きく2つの構成に分けて書いていきます。

 

 

 

老舗二次元アイドルコンテンツとして展開しているTHE IDOLM@STERシリーズのレーベルの一つであるアイドルマスターシンデレラガールズのアニメ(デレアニ)の派生作品という立ち位置。もともとサイコミでコミカライズされていた作品がアニメとしてメディア展開した形になります(ただ、アニメとコミックでは登場人物含めかなり内容が異なります)。ミニアニメ等番外作品を除けば本格的に映像作品を製作したのはデレアニ以来のようです。

ざっくりとしたあらすじとしては、第三芸能課という部署に所属するアイドル志望の9~12歳の小学生と若いプロデューサーが一緒に「夢のステージ=ライブ出演」を目指す、といったものになります。キャラクター一人一人の持つ課題や魅力に一話ずつ丁寧に向き合っていく形式で、小学生であるが故に立ちはだかる壁を乗り越えながら競争の中で生き抜いていく賢明さが魅力です。あとまあ言うまでもない感じですが登場人物がとても可愛いです(重要)。

他にも第三芸能課以外のキャラクターが何人か登場します。触れてなかった自分でも名前がわかるキャラも結構居ました。

 

基本的にこのアニメはこういう方におすすめだと思います。

 

・可愛いアニメが見たい

・子供時代のなんでも煌びやかに見える視点を思い出させてくれるような作品が見たい(のんのんびより好きな人等)

・懸命に生きるキャラクターが見たい

 

キャラクターの第一印象が非常にかわいらしいので本編ものほほんとしているのかと思いきや、結構確信を突くようなセリフが登場したり、現実と向き合って成長する描写も多いです。プロデューサーもとても真っすぐで素敵なキャラクターです。

後からシンデレラガールズの無印映像作品にあたるデレアニを見たところこちらもキャラクターが課題に向き合っていく描写が多いアニメだったので、そういう流れを汲んでいるところもあるのかなとも思います。

 

作品紹介はとりあえず一旦ここまで。こちらに公式サイトのリンクを貼っておきます。まだ見てないよ!という人は覗いてみてください。

 

cinderella-u149-anime.idolmaster-official.jp

 

  • 感想

  • 作品自体の感想

個人的にはこの作品の魅力については「無限の好奇心」「健気さ」「大人と子供」が一番大きな領域を占めていると感じています。

 

1. 無限の好奇心

子供時代って、転がってる川の石すら美しく見えるぐらいなんでも良い物に見えますよね。男児目線では・・・例えば、筆箱をソフトケースからハードケースに変えただけでテンションがやたら上がるとか、ギネスブックを適当に開いて出て来た記録がありえないほど面白いとか、一日お泊り会するだけで楽しくてしょうがないとか・・・。新しいエアガンで撃ち合って近所の人に学校へ通報されるとか。

 

こうした10歳前後の年代で持つ無限の好奇心の描写が本作は非常に丁寧です。彼女たちにとってお仕事はあこがれと未知の塊で、楽しいことからちょっと怖い事まで様々なことを経験していくわけですが、その時の素直な心理描写に見入ってしまいます。

 

2. 健気さ

小学生といえど、芸能界で生きていくにはそれ相応のパフォーマンスが必要、特に機会を逃さないために手にできるチャンスは掴んでいかないといけません。それを小さい彼女たちが一生懸命考えて実践して、時にはみんなの助けも借りて成長していきます。

 

3. 大人と子供

この作品には「大人と子供の境界は曖昧でシームレスにつながっていて、そのことが大人がちょっと子供らしい願望を持ったり、逆に子供が大人っぽい願望を持ったりすることを可能にする。だから大丈夫」、というメッセージがあります。酒が飲めるいい年齢の自分は小学生の女の子が頑張って踊ってるの見てガチ泣きしていたのですが・・・。

大人と子供が実は同じような視点で悩んで、立場故に身動きできないだけで状況次第では夢を応援して手伝ってあげることだって可能だということがわかり、各々が大人も子供も関係なしに自分らしくやりたいことを見つけて叶えていきます。

 

 

 

こうした心の動きを、あっと言う間に成長する時期の特別な煌めきを通して最後まで描き切ってくれたのが、やっぱり自分にとってすごく良かったんだなと思います。

 

・・・まああと、結局のところはめっちゃかわいいです。彼女らが同級生だったら正気で居られるか怪しいと思う(同級生概念散々擦られてそう)。

ちなみに自分が一番ハート射貫かれたのは8話(佐々木千枝回)でランウェイでみりあ千枝小春が各々アピールきめるとこです。全員ありえないぐらいかわいすぎておかしくなるかと思いました。こんなことが許されるのか!?春ちゃん♡♡私のキルスイッチ押して(アイドルうちわ)

何故人々が彼女らに母性を見出してしまうのかについても十分に理解しました。

 

  • 後からデレアニを試聴して感じたこと

U149の後にデレアニを試聴して思ったんですが、本当の意味でライブが成功するのは最後も最後なので、比較的作中時間をゆっくりに感じる作品だったと思います。また、デレアニは基本的にカップリング等人間関係を主体で描く一方U149は人間一人を主軸に置いてストーリーを進めていくという違いもあります(公式のトーク番組で言及)。

さらに小学生の彼女らはキャラクターの成長のポテンシャルが中高生キャラとはまた違うはずで、一人一人のエピソードを毎話見せていく構成とは相性が良かったようにも思います。まだ何も成し遂げていない彼女らがどうやって誰かを喜ばせられるようなスキルを磨いていくかというプロセスの描写が非常に丁寧でした。

U149はデレアニのおよそ半分の12話構成で進んでいくため、1クール分でどれだけ緻密に構成を組むかについては制作陣の方々はかなり悩んだんじゃないかと思います。2クールだったら今回地上波では放送できなかったコミックで登場する四人(横山千佳・福山舞・遊佐こずえ・佐城雪美)についてもエピソードを作ることはできた可能性もあり、そこは見たかったなー!と思うところですが、今後の展開に期待です。

ちなみに円盤四巻の特典映像にはこずえさんと雪美さんが出演するようです。

 

余談ですが・・・元々アイドルの営業的なキャラが肌に合わなそうという結構根本的な理由でアイドルコンテンツを敬遠していた人間としては、まさか心を奪われるなんて・・・と結構意外に感じてます。U149はあまりそういうことを気にせず見ていました。営業的なキャラクターについてどう捉えて考えるかは、デレアニやデレステのストーリーコミュ見て向き合えるようになったかな、と思っています。

 

放送後にデレステも入れたのも、音ゲーもソシャゲも避けており本当に縁がないんだろうなと思ってたので実に意外です。身の回りにもデレPちょくちょく居たはずなんですが、まさかインストしてやることになるとは1ミリも考えてなかったです。

逆張りオタクがよ!

 

  • 個人的に気に入っている楽曲の紹介

最後に、個人的に特に気に入っている楽曲について紹介したいと思います。本当は全て書きたいところですけど、流石に膨大もいいところなので8曲に絞りました。それ絞った?

Spotifyか公式映像のリンクも貼っておくので、興味ある人は是非。

(ただデレはフルのサブスク配信がほとんど進んでいないため、一部を除いてデレステのゲーム仕様の長さのものです)

 

1. Shine In The Sky☆

作詞:Mahiro 氏

作曲:俊龍

編曲:Sizuk 氏

歌:U149(橘ありす(CV:佐藤亜美菜 氏)、櫻井桃華(CV:照井春佳 氏)、赤城みりあ(CV:黒沢ともよ 氏)、的場梨沙(CV:集貝はな 氏)、結城晴(CV:小市眞琴 氏)、佐々木千枝(CV:今井麻夏 氏)、龍崎薫(CV:春瀬なつみ 氏)、市原仁奈(CV:久野美咲 氏)、古賀小春(CV:小森結梨 氏))

 

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2話より登場するOP楽曲です。本作に登場するU149ユニットの新曲は作品のコンセプト「小さくたって、アイドル!」を反映したものが多いですが、この楽曲はその代表と言えます。

一日の最初から最後までなんでもかんでも全力で走り回る元気さとアイドルであることを特徴づけるサビの歌詞はかなり好きです。

配信サイトにフルが置いてあったので結構ヘビロテして、結果的にCD購入の契機になりました。

 

あと、これは曲というよりはアニメを褒めているのかもしれませんが、OP映像がとんでもなく良いです。是非見てください。

 

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見ました?

このOP映像の「日常的な少女たちの風景からPに送り出され、変身バンク的表現を経て踊り出す」という構成が神がかっていて、初めて見た時衝撃を受けました。作画もめちゃくちゃ良い。

サビの赤城みりあの笑顔で蒸発した人は数知れず。

 

ゲーム内の踊りもかわいらしく、元気に動き回ります。

 

2. よりみちリトルスター

作詞:朝倉路 氏

作曲・編曲:渡部チェル

歌:U149

 

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登場するのは第一話だけですが、このアニメーションのED楽曲にあたります。

 

一話でアイドルを目指しましょうと行先を決めて広がった将来に対する希望と未知への緊張が主に歌われており、普通の少女として生きる日常性とアイドルとして生きる非日常性が繋がっていることを示す歌詞がちりばめられています。

またこれは他の楽曲でもちょくちょくありますが、子供であることは一瞬で終わってしまうからこのときにしかできないことをやりまくろう、というかけがえのない体験への切望についても言及をしています。特にラスサビの「この靴を~」のフレーズがとても好きです。

 

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3. 無重力シャトル(カバー)

作詞・作曲:北川悠仁

編曲:玉屋2060% 氏(Wienners

歌:櫻井桃華 (CV:照井春佳 氏)

下の映像は原曲のM@STER VERSION相葉夕美(CV:木村珠莉 氏)、城ヶ崎莉嘉(CV:山本希望 氏)、安部菜々(CV:三宅麻理恵 氏)、新田美波(CV:洲崎綾 氏)、多田李衣菜(CV:青木瑠璃子 氏))

 

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前述の二曲とはうって変わってカバー劇中歌。純粋に好きな曲なので、何が好きなのか言語化すると共に、この曲の特徴的な個所について書いていきます。

元々2019年にリリースされた本曲をアニメ放映にあたって櫻井桃華(CV.照井春佳)さんがカバーしたものが劇中歌として登場しました。作詞作曲は栄光の架橋などで有名なゆず北川悠仁氏が行っています。バンジージャンプシャトルの飛行になぞらえており、劇中における桃華さんの大胆な一歩を華やかに彩っています。また、持ち歌である「愛の賛歌」も意識していると思われます。

 

個人的にこの曲で特に気に入っているのが、恋愛感情を航空や宇宙で喩えた独特の歌詞です(切なさと興奮を表現した音も好き)。

 

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出だしはこの曲の趣旨の紹介、もう恋なんてできないんだろうなあと思ってたところに偶然にも縁があってとんでもなくステキな人が現れる。期待しないところに急に現れたありえない存在に感情が乱されていく様が良く伝わるストレートな歌詞です。俺も忘れちゃった!

 

で、問題が次。

ありのままで居ていいというシンプルな受け入れ表明に感情が高ぶっていくというこれまたストレートな内容ではあるんですが、それを「ブースターを噴射して飛び上がるような感情だ」と言ってしまうのはかなり大胆な表現です。噴射って。点火すると後戻りできないのはSRBみがあるな

この曲ではシャトルで宇宙空間へ飛び立っていく時系列に沿って感情が変化していきます。宇宙空間の無限性、重力からの解放すなわち自由、大量の恒星が持つ爆発的エネルギー、ブースターで宇宙へ突き進むシャトルの冒険性、シャトルという二人の愛の巣・・・といったように、宇宙や航空系の単語を織り交ぜて感情の昂ぶりを歌っていくのは面白いところです。

一方、ところどころで急に大胆に愛情を表現する歌詞も挿し込まれているのですが、曲全体としては違和感が少なく、感情表現としての宇宙と対応する状況がシームレスに往来可能になっています。割と単語だけ繋げたら結構めちゃくちゃなはずなんですけど、そうはなっていないのがこの曲のすごいところです。

2番も流れとしては1番と近いですが、噴射してファイヤーとか言って駆け付けたりこっちはこっちでかなりぶっ飛んだフレーズが続きます。

 

あとこの曲はMVも中々凝っていて、イントロでスペースシャトルを映しまくると思ったらラスサビでペイロードベイのドアが開いてハート型のシャボン玉が飛んだりユニークです。ちなみに一番好きな振り付けは「ラスサビの最初でズームして二人が決めポーズ→5人で広がる」箇所。

 

なお全くの与太話ですが、スペースシャトルが最後に飛行したのは2011年とこの曲がリリースされる8年も前です。有人宇宙飛行=スペースシャトルというイメージは数年単位で長く続いたんだなあとも今更ながら思います。

低軌道以上の飛行能力を持つスペースシャトル型の再使用型宇宙往還機を開発し実際に飛行させたのはアメリカ(スペースシャトル計画)およびソ連(ブラン計画)だけで、もうそういった時代もとっくに終わり今はスペースXが話題となっています。もしかしたらいつかファルコンヘビーを歌うラブソングも出てくるかもしれません。まあまずはXをなんとかしてくれ

 

4. アイム・ア・リトル・プリンセス~お星さまにお願い~

作詞:朝倉路 氏

作曲・編曲:渡部チェル

歌:古賀小春 (CV:小森結梨 氏)

 

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劇中歌の中でも特に特徴的なミュージカル調の楽曲で、御伽話の世界を通して誰かを幸せにするために頑張る様を歌います。劇中の映像はかなり美しいので、一見の価値あり。

アニメ化に際して初登場から11年ぶりに声(CV.小森結梨 氏)が付いてリリースされたキャラソンです。11年間推し続けてきた人からしてみればあまりにもたまらないサプライズだったろうなあと思うと感慨深いです。

 

サブスクにはフルサイズのものが無いので魅力は言葉で伝えることしかできないのですが、この曲は劇中の仕様(GAME VERSION)とフルではまるで違います。別物と言えるレベル。ミュージカル調の進行がGAME VERSIONからは想像できないような広がりを見せており、二重の衝撃を味わうことができます。

 

5. Romantic Now

 

作詞:MC TC 氏 (TAKU INOUE 氏の作詞名義)

作曲・編曲:TAKU INOUE 氏

歌:赤城みりあ (CV:黒沢ともよ 氏)

 

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かわいいMVもあります。是非見てください。

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2013年にリリースされており、アニメ放送で丁度10周年を迎えた歴史の深い楽曲。自分は当時アイマスという単語すら知らなかったと思います。調べたところ、ライブ初披露した際黒沢ともよさんは当時最年少の出演者だったらしいですね。最近全く別のアニメでCVを聴くことがあったんですが、本当に表現の幅広くてすごい方です。このキャラ(例えばユーフォの黄前久美子)と赤城みりあが同じCVなの!?って思ってびっくりします。

 

曲自体は彼女を曲にするとこんな感じ!・・・という印象でしょうか。11歳の恋心の表現とか、彼女が持つ人を思う気持ちとか、そしてやっぱり子供らしく甘えてみたかったりとか、色々詰まってて個人的にU149の各ソロ曲の中でもかなり気に入ってます。

あとこの曲は気持ちよくかわいく韻を踏みまくるのがクセになるポイントです。歌詞見ながら上のFull聴いていただければわかると思いますが、徹底的に韻を踏んで遊び心を持たせており、赤城みりあらしさに磨きをかけています。

 

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ちなみに自分はデレステのライブでCランク取ると他のキャラクターだと不満言ってくれたりするんですが、みりあさんは「えへへ、ごまかしちゃった!でも、良いよね♪」とか言うので、はは、かわいいなあ、ははって思って全然反省してません。申し訳ない今ので譜面忘れた。Cランクすら取れないと流石に不安になることを言ってくれる

 

6. in fact

 

作詞・作曲:藤田麻衣子

編曲:川田瑠夏

歌:橘ありす(CV:佐藤亜美菜 氏)

 

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貼っといてなんですけどゲーム内でこれ見るために必要なシナリオまだ読んでなくて実は自分も映像見たことないです。これから見ます。

 

劇中歌の中でハイファイ☆デイズと本楽曲だけが放送時期にリリースされたCDに収録されておらず、是非Fullで聴いてほしいという声を複数見たこともあって放送後に聴きました。11話で美しいMV調の映像と共にシナリオを意識して編曲されたバージョンが登場しました。

 

すごい曲です。これが11歳の歌う曲なのか、でもありすさんだからこそ歌えるんじゃないかという・・・。キャラクターが心に抱く苦悩と矛盾、誰もわかってくれないかもしれないという痛みを寂し気なメロディにのせていきます。

ライブでも何度か歌唱されたことがあるようで、行った人に聴いた話だと曲も歌手も強すぎてとんでもなかったみたいですね。

Fullではありすverの無料サブスク公開はされていない(有料配信で250円で購入可能)一方、作詞作曲の藤田麻衣子氏によるセルフカバーが配信されています。

 

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7. グッデイ・グッナイ

 

作詞・作曲・編曲:ヒゲドライバー

歌:U149

 

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Shine In The Sky☆や各個人楽曲のような元気はつらつとしたものとは対照的な、夕方に帰った時の少しの寂しさや明日への期待を歌った曲。夕焼け小焼け、家路(ドヴォルザーク)を思い起こさせます。忙しい日の帰りに聞くと尚良し。

純粋な疲れや楽しかったという思い出、そしてこうすればよかったかも・・・という反省、明日も楽しいだろうなという期待など、様々なことを考えながら帰り、そして彼女たちは眠りについていきます。

子供時代の夕方って、どうしてあんなにも美しくて寂しいのでしょうね。

 

上に添付したリンクの映像もそうですが、肝心回のラストに流れるので、エピソードの余韻を深めてくれます。是非その感動はアニメ本編を見て味わっていただきたい。

 

8. キラメキ☆

 

作曲・編曲:渡部チェル

作詞:高瀬愛虹

歌:U149

 

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はっきり言ってしまえば、アニメU149の劇中歌でブッチギリで好きです。聴くだけで泣きます。

好きなポイントを殴り書きしていくので、歌詞サイト貼っておきます。

 

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まず・・・実はもうイントロからして小ネタが存在するのですが、キラメキ☆のイントロはよりみちリトルスターのイントロのオマージュになっています。粋じゃないですか?上のリンクから聴き比べてみてください。

 

一番のAメロBメロでは、アイドルとして歩み始めたとはいえまだ大きなことは成し遂げていない、でもだからこそなんでも可能性あるよね!と未来に対する自由も歌っています。

ちなみにAメロ後半からBメロ終わるあたりまでの音があまりに好きすぎて(特に「スポットライト~」の音が最高)ずっと鳥肌立ちっぱなしになります。キラメキ☆、音が煌めきすぎる。

 

でまあ、サビが最強なんですよねこの曲・・・。

夢を見るのに早すぎるも遅すぎるもない、素敵な言葉です。人間生きてる限りはやろうと思えば結構なんでもできる、自分らしく生きていいんだっていう刺さるフレーズ。

本編のネタバレですが、この曲の歌詞はU149のメンバーとPで考えたもので、直前まで自分の在り方に悩んでいた橘ありすさんがサビのフレーズを考える描写があります。こんなヤバい歌詞とカロリー高い劇中描写絡めるの反則もいいとこでしょ。

 

その後もめちゃくちゃ良いフレーズが続くんですが、二番はどういう夢を持って、じゃあ何をすればいいんだろう?という疑問に向き合う内容。屈託のない真っすぐな言葉で丁寧に答えていきます。

 

で、個人的に好きなのが次のCメロのどうか~の箇所。ここ歌ってるの上の歌詞サイトじゃわからないんですけど、薫→仁奈なんですよね。

・・・これって一話でPに居なくならないでって言ってた二人なんだよなあ!??!?!???!!?!?!?!

これずっと言いたかった。

そう考えてるうちに晴さんのイケボが聴こえてくるわけですが・・・。

 

このCメロ、全体的にこの作品が大事にしている「その時だけの彼女達」っていう視点をすごく前面に出す言葉が続いているんですよね。その場所で見逃さないように見ていてほしい。このガラスの靴を履いて階段を登れるのは今だけ、見ていればあっという間に終わって、履けなくなってしまうだろうから・・・。アイマス系列ではキャラクターの年齢は基本的に変化しないとはいえアニメおよびコミックにおいては作中時間は進んでいると考えることができますし、とても儚く美しい歌詞だと思いませんか?

よりみちリトルスターもそうですが、やっぱりこういう子供時代の儚さ、かけがえのなさをここまで丁寧に表現しているのは本当に感服です。ああ!!!!!俺も小学生に戻りてえなあ!!!!!

 

最後に個人的な思い出に絡めて感謝の言葉を書くのですが・・・こちらの曲、作詞については自分がごちうさで散々お世話になった高瀬愛虹氏が行っています。最初に歌詞を見て作詞家を確認した段階で、ああ確かにこの方らしいあったかいフレーズだなあと思いました。また、渡部チェル氏も同じく複数の楽曲を提供された方です。個人的に思い入れのあったお二人の楽曲に再びこのような形で出会えたことに感謝。

 

  • 劇判BGM

アニメーションを彩る劇判BGMも素敵です。劇中歌のアレンジも存在しており、各エピソードを引き立たせています。中には途中まで見ないとアレンジだとわからないものまであり、見直したときにちょっとした発見になります。

余談ですが劇判制作に参加している川田瑠夏さんもまたごちうさでお世話になった方ですね。ただ本作では複数人で制作しているようで、リアレンジした劇判含め誰がどの曲に関わっていらっしゃったのかまではちょっとわかりません。

(ここに書くことではないかもしれませんが)そういった意味でもサントラを発売して欲しいなあ・・・と思ってます。

 

  • 楽曲紹介まとめ

まあそのほんと書ききれないんですけど、他にも好きな曲沢山あるんですよね。SUN♡FLOWERとかみんなのきもちとか。みんなもお酒飲みながらみんなのきもち、聴こう!

放送時期にリリースされたCDは新曲やカバーだけでなく、単行本特典や過去のCDシリーズに収録されていたソロ曲もラインナップに加わっており、楽曲追う良いきっかけになりました。

ただフルのサブスク配信が現状ほとんどなく一気に沢山楽曲を聴いていくのは難しいところもあるので、焦らずに気になるものを有料配信でポチってやらせてもらってます。最近はデレステがきっかけで知った久川姉妹の楽曲や、先日イベントが実施されたノートの中のテラリウムが個人的なトレンドです。

他にも気になる曲はいくつかあるので、これから触れていければいいかな~と思ってます。

 

  • 全体まとめ

やろうと思えば各話数の好きなポイントを更に追加で書くこともできるのですが、流石に収拾がつかなくなってしまうのでこの怪文書は一旦〆ることとします。

 

にしても本当にここまでハマるとは思ってなかったです。まあ縁ってやつなんでしょうね。

まあもう結構沼ってきてんなーとか思ってます。円盤買っちゃったし、円盤イベントも当たるかわからないけど申し込んじゃったし、アプリ入れちゃったし、異次元フェスも両日当たってしまったし、ミリオンライブのアニメ先行上映も見に行ってしまったし、コミケでちょっと本買っちゃったし・・・。これって手遅れでは・・・。

ただアイドルコンテンツにほとんど無縁で円盤イベ等の現場でもペンライトも買ったことがないような生き方してきて、やっぱりコンテンツの文化はよくわかってないところが多いです。なので、イベントの作法や文化もこれから勉強することになりそうです。現地は是非出来る限りは参加したいですね。

なお、気になるキャラは結構居るんですが担当ははっきりとは決まっていません。元々個人的に一人を推すというより箱推ししがちで第三芸能課も全員好きだな~って思っちゃった人なんで、ゆるく追ってこれからもっと他のキャラクターも知っていければなと思います。

 

ではこの辺で。